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婚姻届に書く「新本籍」って?「本籍」との違い、「新本籍」の決め方と注意点

2023.1.12

婚姻届の記入項目である「本籍」と「新本籍」という部分で、どの住所を書けばいいかわからない・・・と迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
このコラムでは、このふたつの違いと共に、結婚を機に決める必要がある「新本籍」について、場所の候補や注意点などをご紹介していきます。

本籍とは

婚姻届に記載が必要な「本籍」とは、戸籍がある場所のことです。
今住んでいる住所が本籍なのでは?と思われるかもしれませんが、「本籍として届け出た場所」が本籍です。
そのため、現住所とは異なる場合ももちろんあるわけです。
例えば、現在は1人暮らしをしているけれど、本籍が実家に登録されているなどの状況もあります。
婚姻届には、本籍として登録されている場所を記入しましょう。

本籍の確認方法

自分の本籍がわからない場合は、役所で発行できる「住民票の写し」で確認できます。
また、この「住民票の写し」を取得する際に記入する「住民票の交付申請書」では、「本籍・筆頭者」という項目にチェックを入れます。
この「筆頭者」は、別途婚姻届に記入が必要なので、本籍と併せて確認しておけると良いでしょう。

本籍と本籍地の違い

本籍に似た言葉で「本籍地」というものがあります。
ですがこれらふたつは、まったく違うものです。
「本籍地」とは、本籍を管理する自治体のことです。
混同しやすいので注意しましょう。

新本籍とは

婚姻届には、「本籍」の他に「新本籍」の記入も必要です。
ふたりの結婚後、新しい戸籍が作られます。
その際に新たに登録するのが「新本籍」
にあたります。

新本籍はどこにするのがいい?

この「新本籍」に記載する住所を、どのように決めるのが良いのでしょうか。
実は「新本籍」は、日本国内であれば自由に決められるんです。
正確には、日本国内の「地図台帳」に載っている住所はすべて、本籍として届け出ることが可能な場所ということです。
とは言え、どのような場所を「新本籍」に選ぶか迷ってしまうこともあるかと思います。
そこで、多くの人が「新本籍」として選ぶ4つの場所をここではご紹介します。

夫婦の新居

ふたりの新居を本籍として届け出ると、現住所と本籍が同じになります。
例えば、戸籍謄(抄)本が必要になった時に手続きが簡単になるなどのメリットもあります。
特に結婚を機に、新居を購入するなどの場合は、この場所に本籍を登録するというケースが多いです。

夫の実家

引っ越しをする予定があったり、ふたりで暮らす家が賃貸だったりする場合、夫の実家を本籍に選ぶことが多いです。
また他にも、夫の両親が「跡継ぎ」という思いを強く持っている場合なども当てはまります。

妻の実家

夫の実家のケースと同様に、引っ越しや賃貸などの状況によって、妻の実家も選ばれることがあります。
例えば、戸籍謄(抄)本の発行などの役所の手続きは、本籍地で行います。
夫の実家が遠方であったり、頼みづらかったりする場合ももちろんあるでしょう。
本籍として妻の実家が選ばれるのは、そんな実用的な部分も加味されています。

思い出の場所

ふたりにとって思い出となっている場所、例えば、初めてふたりがデートした場所や、プロポーズをした場所などを、新本籍に選んでいるカップルもいます。
またその他にも、皇居や東京タワーなど、有名スポットも新本籍として人気があるようです。
新本籍にする主要な選択肢は、「住まい」や「家族の住まい」にまつわる場所ではあるものの、それ以外の、特にふたりの思い入れのある場所の中から自由に決めてみるのも楽しめるのではないでしょうか。

本籍を決めるときの注意点

どこでも自由に新本籍の場所を決めることはできるものの、気をつけておきたいポイントもあります。
届け出た後に後悔することのないよう、以下の内容はきちんと確認しておきましょう。

遠方の場所は戸籍謄本の取得に手間がかかる

「戸籍謄(抄)本」が必要な時、本籍地の役所でしか取得できません。
そのため、住んでいる場所から遠方の場所に新本籍を登録すると、「戸籍謄(抄)本」の取得手続きに手間がかかってしまいます。
その場合、「戸籍謄(抄)本」の取得には、以下の4つの方法があります。

  • 本籍のある役所まで出向き、直接手続きをする
  • 本籍に祖父母や両親がいる場合、代理で取得してもらう
  • 郵送で取り寄せる
  • コンビニの端末で申請・取得する

このように、取得にはいくつか方法があります。
ですが、例えば祖父母や両親に代理取得は、高齢や健康状態によっては難しいケースもあるでしょう。
また、コンビニ端末の利用は、管轄の役所がコンビニでできる戸籍関係書類の自動交付サービスに対応しているかの確認も必要です。
いずれにしても、取得そのものは不可能ではありませんが、時間や手間がかかることも念頭に置いておきましょう。

土地台帳に住所が記載されているか確認する

新居や実家以外の場所を本籍にする場合、その住所が土地台帳に載っているかどうかの確認が必要です。
例えば、調べた住所と土地台帳に掲載されている住所が違っていたなんてケースもあります。
その場合、婚姻届が受理されません。
本籍にしたい住所は、土地台帳に掲載されているかを確認しておくと安心です。

両親に相談する

例えば、夫側の両親が「本籍は跡継ぎの息子に合わせてほしい」という考えを持っているというケースもあります。
基本的に本籍は、新しく戸籍を持つふたりが決めるものです。
ですが、相談もなく勝手に決めてしまうのではなく、それぞれの両親が本籍に対してどのようなスタンスなのかを把握するという意味でも、一度相談してみるのがおすすめです。

まとめ

婚姻届には、今まで登録されていた本籍と、婚姻後に新しく決める「新本籍」の両方を記載します。
特に「新本籍」は、ふたりの考えのみならず、両親の意向も確認が必要になる重要な内容です。
トラブルや後悔のないよう、ぜひこのコラムを参考にしてみてくださいね。

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