【職場での結婚報告】ベストな時期・タイミングと例文集

2022.9.21

結婚が決まったら、職場への報告が必要です。
ただ、上司や同僚など多様な関係性がある職場内においては、配慮すべきことが少なくありません。
そこで今回は、報告のタイミングや順番、そして挨拶の例文など、職場内だからこそ必要な結婚報告のマナーをまとめてご紹介します。

結婚報告のタイミング

職場での結婚報告は、入籍前に行います。
婚約後、結納や両家顔合わせを済ませたら、会社へ知らせるのが良いでしょう。
ですが、シチュエーションによっても報告のタイミングを考慮する必要があります。
ご自身の状況と合わせて確認していきましょう。

結婚式を行う場合

結婚式の約3ヶ月前までに知らせましょう。
報告の際に結婚式の日程を聞かれることも少なくありません。
なので式の日時や会場が決まってからの報告であれば、よりスムーズになるでしょう。

入籍のみの場合

入籍のみの場合であっても、少なくとも入籍する1ヵ月前の報告が望ましいです。
また、報告と一緒に、入籍のみで結婚式は行わない旨もきちんと伝えましょう。
ですが、報告をした後日に、結婚式を行わなくてもお祝いを贈られることがあります。
その際は、「内祝い」としてお返しを用意しましょう。

寿退社の場合

結婚を機に退職をする場合は、上司に退職希望日を3～6ヶ月前までに報告しましょう。
また、会社によって「退職日の●ヶ月前に申し出ること」という就業規則が決まっている場合がほとんどです。
事前に目を通し、その期間内に「退職願」を提出しましょう。

報告の順番

職場での結婚報告の時期を決めたら、次に報告する人とその順番を確認していきます。
優先順にご紹介します。

①上司

まずは、直属の上司に報告をします。
結婚式でのスピーチや主賓をお願いする場合は、結婚の報告と合わせて依頼も行いましょう。

②先輩・同僚

上司への報告が済んだら、先輩や同僚などの他の社員への報告をどうするのか、上司から指示がもらえるといいですね。
先輩から順に直接報告したり、朝礼で伝えたり、状況に合った方法を教えてくれるはずです。

③人事・総務担当

結婚をすると、さまざまな変更手続きが会社内でも必要になります。
その手続き業務を担っている人事・総務の担当者にも速やかに報告しましょう。
この時に、手続きの手順や必要書類も合わせて確認しておきます。

④取引先

取引先への報告は、義務ではありません。
むやみな報告は、「お祝いを贈るべきだろうか」と気を遣わせてしまう可能性もあります。
ですが、入籍し新しい苗字で仕事を続ける場合など、伝えたほうがよいことも。
判断に迷ったときは、上司に相談して決めるのが望ましいでしょう。

職場結婚の場合

職場結婚の際でも、報告の順番は変わりません。
ただ、新郎と新婦で報告のタイミングが合わせるようにしておきましょう。
部署が同じならふたりで報告を、別部署ならそれぞれの上司に各自報告を。

結婚報告の例文集

結婚式への招待の有無、あるいは入籍のみの報告など、シチュエーションに合わせた結婚報告の言葉選びを意識しましょう。
以下を参考にしてみてください。

上司編

結婚の報告のみする場合
私事で恐縮ですが、このたび結婚することになりました。
挙式についてはまだ決めておりませんが、決まり次第改めてご報告させていただきます。
仕事は引き続き頑張らせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

結婚式に招待する場合
私事で恐縮ですが、このたび結婚することになりました。
●月●日に結婚式を行う予定ですので、もしご都合よろしければご出席いただきたいと考えております。
後日改めて招待状をお渡ししますので、ご検討いただけないでしょうか。

結婚式に招待しない場合
私事で恐縮ですが、このたび結婚することになりました。
今年の●月に結婚式を行う予定でおります。
〇〇部長にもご参列いただきたかったのですが、今回、親族中心で行うこととなりました。
仕事のことではご迷惑かけないようにいたしますが、結婚式の前後は1週間ほどお休みをいただきたく思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

退職する場合
私事で恐縮ですが、このたび結婚することになりました。
それに伴い、お相手の転勤が決まり、私もついて行くことになりました。
大変急な話なのですが、●月いっぱいで退職したいと思っております。
できるだけご迷惑をおかけしないよう、それまでは精一杯務めてまいりますので、よろしくお願いします。